こんにちは!元・読書嫌いで現在は現役書店員として働くnatsuです。
今月も、「これは絶対に読みたい!」と思った本をたくさんお迎えしました。
今回は、2026年10月に購入した全15冊をご紹介し、その中から「次に読む本に迷っているなら絶対にコレ!」と太鼓判を押すおすすめ小説5選をご紹介します!
最後には、今月読んだ中で「全人類に読んでほしい今月のMVP」も発表していますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
2026年10月に購入した本(全15冊一覧)
今月はこちらの15冊を購入しました。
- 『夜明けのはざま』/ 町田そのこ
- 『流浪の月』/ 凪良ゆう
- 『空、はてしない青(上下巻)』/ メリッサ・ダ・コスタ
- 『古本食堂 新装開店』/ 原田ひ香
- 『汝、星のごとく』/ 凪良ゆう
- 『カフネ』/ 阿部暁子
- 『世界消滅』/ 村田沙耶香
- 『52ヘルツのクジラたち』/ 町田そのこ
- 「黒牢城』/ 米澤穂信
- 『テスカトリポカ』/ 佐藤究
- 『ビブリア古書堂の事件簿4〜7』/ 三上延
この15冊の中から、特にイチオシの5作品を厳選してご紹介します!
【読了レビュー】10月の購入本から厳選!心揺さぶるおすすめ小説5選
①『流浪の月』 / 凪良ゆう
| ページ数 | 347ページ |
|---|---|
| 読了目安 | 約4時間 |
こんな人におすすめ
- 「普通とは何か」を問いかける作品に興味がある人
- 恋愛でも友情でもない、独特な強い結びつき・関係性を見たい人
- 本屋大賞の受賞作や話題作をチェックしたい人
「愛ではない。けれどそばにいたい。」
せっかくの善意をわたしは捨てていく。そんなものでは、わたしはかけらも救われない。
愛ではない。けれどそばにいたい。
新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。
💬 書店員の熱狂レビュー
文のような病気があることを知りました。
ネット社会の怖さも改めて感じました。
『トゥルーロマンス』という映画も初めて知りました。
みてみたい!と思い、アマプラとネトフリで見れるか調べたけど、見れませんでした。
こういう、作品との出会いも、本ならでは!
やっぱり本っていいな、って思いました!
②『52ヘルツのクジラたち』 / 町田そのこ
| ページ数 | 305ページ |
|---|---|
| 読了目安 | 約3時間 |
こんな人におすすめ
- 誰にも言えない孤独や生きづらさを感じたことがある人
- 重いテーマでも、最後には読後感の良い物語を読みたい人
- 本屋大賞の受賞作や話題作をチェックしたい人
「わたしは、あんたの誰にも届かない52ヘルツの声を聴くよ」
自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。
孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会う時、新たな魂の物語が生まれる。
💬 書店員の熱狂レビュー
ひとというのは最初こそ貰う側やけんど、いずれは与える側にならないかん。いつまでも、貰ってばかりじゃいかんのよ。親になれば、尚のこと。
改めてそうだなと思った。ギブ&テイクって言うもんね。やっぱり貰ったり助けられたりしたら、お返しできる人間になりたい。(人付き合い苦手だけど、、、)
わたしはまた運命の出会いをした。一度目は声を聴いてもらい、二度目は声を聴くのだ。
声を聴いてもらう、聴いてあげる。なんて素敵なギブ&テイクだろうか。
\カバー裏に文庫本のみのスペシャルショートストーリーが収録されています!お見逃しなく!/
③『カフネ』 / 阿部暁子
| ページ数 | 388ページ |
|---|---|
| 読了目安 | 約4時間 |
こんな人におすすめ
- 心が少し疲れていて、やさしい物語に癒されたい人
- 食や料理を通じた人間ドラマが好き・おいしそうな描写にひかれる人
- 本屋大賞の受賞作や話題作をチェックしたい人
「一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。」
最愛の弟が急死した。29歳の誕生日を祝ったばかりだった。姉の野宮薫子は遺志に従い弟の元恋人・小野寺せつなと会うことになる。無愛想なせつなに憤る薫子だったが、疲労がたたりその場で倒れてしまう。
実は離婚をきっかけに荒んだ生活を送っていた薫子。家まで送り届けてくれたせつなに振る舞われたのは、それまでの彼女の態度からは想像もしなかったような優しい手料理だった。久しぶりの温かな食事に身体がほぐれていく。そんな薫子にせつなは家事代行サービス会社『カフネ』の仕事を手伝わないかと提案する。
食べることは生きること。二人の「家事代行」が出会う人びとの暮らしを整え、そして心を救っていく。
💬 書店員の熱狂レビュー
単行本から気になってたけど、読みたい本が他にもたくさんありすぎて迷っていたら、早くも文庫本になるとのこと!早速読みました。
後半また泣いてしまいました。涙腺ガバガバです。
おまえはそこにいてもいいのだと、誰かに認めてもらわなければ、じぶんが生きることを肯定できない。
薫子の言葉。やっぱり1人じゃ生きていけないよね。自分を見てくれる誰かが居て初めて生きてるって思えるよね。
『あなたの人生も、あなたの命も、あなただけのもので、あなただけが使い道を決められる。たとえ誰が何を言おうとあなたの思うようにしていい。』
自分の人生だけど周りから言われること、周りからどう見られてるか、反対されないか、気になることに共感した。
この子にとって何かを作って食べさせてあげることは、『好きだよ』って伝えることなんだなって。
せつなの不器用すぎる愛情表現に泣けてくる。
この他にも、読み返したくなる文章がたくさん。
おすすめの一冊です。
④『汝、星のごとく』 / 凪良ゆう
| ページ数 | 439ページ |
|---|---|
| 読了目安 | 約5時間 |
こんな人におすすめ
- 家族との関係や「自分の人生を選ぶこと」に悩みや関心がある
- 切ない恋愛小説が好き
- 本屋大賞の受賞作や話題作をチェックしたい人
「何度でも言います。誰がなんと言おうと、ぼくたちは自らを生きる権利があるんです。」
風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。
ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。
生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。
ーーまともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。
💬 書店員の熱狂レビュー
ずっと読みたかった作品。数日前に凪良先生の作品を初めて読んでから作品への没入感がすごすぎて、また体験したいと読みました。安定の没入感。
もう後半泣きすぎて、本が濡れてしまいそうで、本に涙が垂れないように庇いながら読みました。
暁海と母親、父親、瞳子さん
櫂と母親、母親の彼氏
編集者さん、櫂の相棒、北原先生
それぞれが複雑に絡み合う
涙なしでは読めない
切ない切ない物語
恋が最高潮のとき、息子の俺ですら母親の視界から弾き出される。今さら腹は立たない。深く考えなければいい。欲しても与えられないものなんて最初からないものだとあきらめればいい。期待なんてしなければいい。
自分を縛る鎖は自分で選ぶ
「何度でも言います。誰がなんと言おうと、ぼくたちは自らを生きる権利があるんです。」
⑤『空、はてしない青 上下巻』/ メリッサ・ダ・コスタ 山本知子 訳
| ページ数 | (上巻)412ページ /(下巻)404ページ |
|---|---|
| 読了目安 | 約8時間 |
こんな人におすすめ
- 読みごたえのある長編小説が好きな人
- 本を読んで思いっきり泣きたい・深い余韻に浸りたい人
- 瞑想などのマインドフルネスに興味がある人
- 本屋大賞の受賞作や話題作をチェックしたい人
「最後の日に。最愛の人と。」
若年性アルツハイマーと宣告された男性、26歳。人生最後の旅の道連れ募集」。エミルは病院と周りの同情から逃れるため、旅に出ることにした。長くても余命2年。同行者を掲示板で募集したところ、返信が届いた。現れたのはジョアンヌと名乗る小柄な若い女性。自分のことは何も語らない。2人はピレネー山脈に向けキャンピングカーで出発することにした。それは、驚くほど美しい旅の始まりだったーー。
しかし、旅は穏やかなだけではない。進行する病と薄れゆく記憶はエミルをゆっくりと蝕んでゆく。残されたわずかな時間の中、互いの存在を支えに進むキャンピングカーは最期の目的地へ。失うことの痛みと、それでも生きることの輝きを描く、愛と再生の旅路。
命と愛、生きる喜びについての感動大長編。
💬 書店員の熱狂レビュー
泣きました。
特に最後。涙が止まりませんでした。
正直、普段から翻訳本って読みにくいという印象があって、最後まで読み切れるかなぁ、、、と思いながら購入。
上下巻合わせて800ページ以上あるけど、読み始めたら止まらなくなった。夜寝る前に布団の中で読んでたら、後半から先が気になり寝不足に。
それくらい翻訳小説でも読みやすいです。
以前読んだ翻訳小説は、文章の切れ目がなくて、(「。」がない、〇〇で〇〇したら〇〇が起こって〇〇になり、、、みたいな感じ)読みにくかったけど、これはほんと読みやすいです。
翻訳小説に挑戦してみたい人や、泣きたい人におすすめの作品です!
【大本命】10月の購入本で「絶対に全員読んでほしい」最高峰の1冊!
名作揃いだった10月の購入本ですが、その中でも「今月、これだけは絶対に読んでほしい!」と私が全人類におすすめしたい大本命(MVP)はこちらです!
🏆 10月の大本命:『汝、星のごとく』/ 凪良ゆう
私自身、「自分」というものが持てず周りに意見を求めがちなところがあるため、主人公の暁海と似たところがあります。今まで暁海ほど究極の選択を迫られたことはないけど、自分が暁海だったらどの人生を歩むのだろう。。。誰かが言ったことに従って生きるのは、楽な部分もある。何か不都合なことが起こった時に、あなたが言ったからとその人のせいにできるから。
でも、そんな暁海に、
「自分で縛る鎖は自分で選ぶ。」
「何度でも言います。誰がなんと言おうと、ぼくたちは自らを生きる権利があるんです。」
と言ってくれる北原先生。先生自身も心に傷を負っているからこそ重みのある言葉。周りに支えながら懸命に選択し生き抜いていく暁海と櫂。櫂自身も壮絶な人生を歩むことになる。二人の未来はどうなるのか、ぜひハンカチかティッシュを片手に読んで欲しい作品です。
まとめ:読んだ感想は随時Instagramでお届けします!
今回は、2026年10月に購入した15冊と、その中から厳選したおすすめ5冊をご紹介しました。
気になる本は見つかりましたか?秋の夜長のお供に、ぜひお気に入りの一冊を手に取ってみてくださいね。
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最後まで読んでいただきありがとうございました!








