こんにちは、natsuです。
今回は、原田ひ香さんの大人気小説『古本食堂』の舞台となった東京都千代田区の神保町の聖地巡礼をしてきたので詳しくご紹介します!
『古本食堂』の単行本の発売日は、2022年3月15日ですので、発売から約4年半が経過しています。
その間、残念ながら閉店してしまったお店もあったり、架空のお店もあります。
実在するお店、閉店してしまったお店、架空のお店をしっかりとご紹介します!
💡【古本食堂 神保町聖地巡礼】現地で分かった要点
- 所要時間:約2〜3時間(ランチ・カフェ休憩含む)
- 歩行距離:約2km(平坦で歩きやすいコンパクトなコース!)
- おすすめスタート地点:神保町駅(または小川町駅)
- 見どころ全12スポット:さぼうる / トロワバグ / 神田伯剌西爾 / ボンディ / 三省堂書店 / 笹巻けぬきすし など!
- おすすめ訪問曜日:「月〜土曜日」
- 訪問時期の注意:支払い方法が現金のみのお店が多いので、必ず現金の用意をお願いします!
実際に訪れることができる!『古本食堂』聖地巡礼スポット12選
巡礼前に小説をしっかり読んでおくと、実際の店舗を見た時の感動が倍増です
ここからは、実際に私が訪れた12の聖地スポットをご紹介していきます!
神保町の聖地スポットはどれも徒歩数分圏内にキュッと集まっているので、このマップを見ながら気になる順番で巡ってもOKです。
💡 マップと目次について
マップのピン番号は、記事で登場するスポットの順番と一致しています。
【マップ①】 さぼうる / 第五話:奏人が執筆で利用する可愛らしい老舗喫茶
「彼、この近くの出版社に出入りしてるし、『さぼうる』や『伯剌西爾』で原稿を書いたりしてるらしいから」
古本食堂 P241 より引用
奏人君が小説を書くために利用しているらしい喫茶店のうちの一つです。
神保町駅 A7出口を出てすぐにお店はあります。見た目がとても可愛らしい!
1955年(昭和30年)創業なので、約70年にわたって愛されている老舗の喫茶店です。

【マップ②】 さぼうる2 / 第五話:名物の超大盛りナポリタンを味わえる食事処

すぐお隣に、『さぼうる2』があります。(写真に見えている赤い看板は『さぼうる』のものです。写真の右手に『さぼうる2』のオレンジ色の看板があります。写真を撮ったときに看板が映り込んでしまうくらい本当に隣同士です。)

『さぼうる』と『さぼうる2』の違いは、メニューの種類です。
『さぼうる』:ドリンクの他にサンドイッチやトースト等の軽食がメイン
『さぼうる2』:超大盛ナポリタンなどの食事がメイン
となっています。訪れる際は、用途に合わせて選んでくださいね。
今回は、ランチを兼ねて神保町に行ったので、『さぼうる2』で食事をしました。注文したのは、ナポリタン!

さすが看板メニューとあって、とても美味しい!私の他に3組のお客さんがいましたが、全員ナポリタンを注文していました(笑)
【マップ③】 揚子江菜館 / 第五話:池波正太郎が愛した上海式焼きそばの名店

ほら、そこの中華の・・・ 揚子江菜館の上海式焼きそば、買ってきてくれない?今あれを食べたい気分なのよねぇ。建文くんも良かったら同じのを・・・」「あれですね、池波正太郎がお気に入りだった焼きそば!食べてみたかったんですけど、ちょっと高いからまだだったんですよ」
古本食堂 P243より引用
『さぼうる2』でお腹いっぱいナポリタンを食べた後なので、ここは外観だけ写真を撮りました。
お店の前に、名物の上海焼きそばの写真がありました。
次訪れた際は、ぜひ食べてみたいです!

【マップ④】 伯剌西爾(ぶらじる) / 第五話:建文と奏人の行きつけの地下喫茶店

さぼうると伯剌西爾はやつの手に落ちたか・・・
古本食堂 P242 より引用

店内は地下にあるので、階段を降りていきます。

お支払いは現金のみです。

店内は喫煙席と禁煙席に分かれていました。
禁煙席は4名がけのテーブルが4つあり、暗めで落ち着いた雰囲気でした。平日の14時過ぎに行きましたが、並ぶことなく入ることができました。
メニューはこちらです。どれも美味しそうで迷ってしまいます。



今回は、神田ブレンドと自家製レアチーズケーキを注文しました。
レアチーズケーキは甘さは控えめですが、ケーキなので、甘味もしっかりとありました。メニューにも書いてありましたが、ほろ苦いブレンドコーヒーにぴったりでした!

【マップ⑤】 三省堂書店 神田神保町本店 / 第一話:物語の始まりを象徴する圧倒的な品揃えの本屋
三省堂書店 神田神保町本店は、2026年3月19日にリニューアルオープンしました。

小説の中に出てくる三省堂は、リニューアルオープン前ですが、中に入った時の圧倒的な品揃えに驚きました。
【マップ⑥】 更科 / 第三話:名物「冷やし生姜天蕎麦」が味わえる老舗そば店
入る前は温かいお蕎麦でもすすっていこう、と考えていたのだけど、メニューを開くとしょうが天ぷら蕎麦というのが名物らしい。冷たい蕎麦だということはわかっても生姜の響きに惹かれたし、最後に蕎麦湯を飲めば身体は温まるだろう、と思って、勢いで頼んでしまった。
古本食堂 P126より引用

作品の中では店名は書かれていませんが、ここのお店のようです!更科さんの公式Xにも書いてありました!
ベストセラー作家の原田ひ香さんが、小説「古本食堂」で当店を取り上げて頂き、雑誌SPURにご贔屓なお店と取材を受けました。
神田錦町更科 公式Xより引用
縁はこよりより細く始まり、綱になり、絆になります。
ベストセラーメニューの冷やし生姜天蕎麦が出ました。
暖かくなったらぜひ食べてみたい一品です!
【マップ⑦⑧】 bondy(ボンディ) / 第二話:美希喜が惹かれた日本一のビーフカレー
「この近くにカレーのボンディがあった」と気がついたら、急にお腹が減ってきて、あのカレーを久しぶりに食べたくなった。一時過ぎに着くと、幸い、客が途切れたところで、すぐに案内してもらえた。
古本食堂 P77より引用
神保町にはボンディが2店舗あります。(姉妹店を入れると3店舗)
【マップ⑦】Bondy 神田小川町店
更科の道路をわたって向かい側にありました。この時点で14時を回っていたので、流石に順番はないようでした。こちらのビーフカレーもぜひ一度味わってみたい!

【マップ⑧】Bondy 神保町本店

【マップ⑨】 笹巻けぬきすし / 第一話:美希喜が大叔父に教えてもらった伝統の江戸前寿司
そのお寿司はまるで、お菓子のように箱に入っていた。包装紙を剥がすと店の中に寿司酢と笹の香りが広がった。「開けてごらん」大叔父が言って、私が蓋を取ると、そこには小ぶりの海苔巻きのような・・・でも、笹の葉に包まれている、不思議な寿司がぎっしり並んでいた。「けぬきすし、って言うんだよ」
古本食堂 P31より引用
美希喜が大叔父に教えてもらった「けぬきすし」。次に「鷹島古書店」に行く際に、珊瑚へのお土産として「けぬきすし」を購入した美希喜。
結局、お弁当作りのことで悩んで、「鷹島古書店」に来ていたお客様と一緒に食べることに。
そのお客さまの悩み解決にも一役買った、「けぬきすし」。
「小川町の笹巻けぬきすしです」「あら、お菓子じゃなくてお寿司なの」「はい。でも、笹の葉で巻いてあるから手で食べられるので・・・お昼召し上がりましたか」
古本食堂 P39より引用


今回は5個入りを購入しました。箱にピッタリと入っているので、逆さまにしても大丈夫ですよ。と店員さんが教えてくれました。リュックに入れて、特に水平など気にすることもなく持って帰りましたが、本当に何の問題もありませんでした。箱を開けると笹に巻かれたお寿司が5つ。ペロリといただきました!


【マップ⑩】 ブックハウスカフェ / 第四話:珊瑚が「あつあつカレーパン」を購入した絵本カフェ

ブックハウスカフェは、こどもの本専門店の真ん中に席があって、カレーやハヤシライス、ケーキなんかの軽食を食べることができる。何度か前を通る時に、外から見て、気になっていた店だった。
古本食堂 P200より引用
小説内でも書かれていますが、急に立派なビルが出てきてびっくりしました。こどもの本専門店って意外と珍しいと思います。
コーヒーも飲み終わってトレーごと奥のカウンターに戻し、ふと、カレーパンというメニューがあるのに気づいた。店員さんに尋ねると、今、ここで焼いてくれるらしい。
古本食堂 P202より引用
すぐに「美希喜ちゃんにお土産にしよう」と思って、二つ頼んだ。温かなパンを下げて、カフェをあとにした。
お腹は空いていなかったので、美希喜ちゃんにお土産に珊瑚が購入したカレーパンを購入しました!
待つこと5分くらい。席まで持ってきてくれました。大きさは直径10cmほどと割と小さめです。

断面を撮ろうと二つに割ろうとしましたが、カレーパンが熱すぎて大変でした。それほど出来立てのカレーパンが食べられます。中は具がたっぷり入っていました。

中のカレーは本格派の辛口
古本食堂 P208より引用
と、小説にはありましたが、私は辛さは控えめだなぁ、と感じました。味は本格的でとても美味しくいただきました!
そして、食べ終わった時に気づいたのですが、お皿は『カラスのパン屋さん』でした。

私自身、小さい時によく母に読んでもらっていたのを思い出してとても懐かしくなりました。普段、小説ばかり読んでいますが、こういう懐かしい絵本との出会いはとても嬉しいですね!
【マップ⑪】 神保町ブックセンター / 第四話:書籍に囲まれたおしゃれなブックカフェ
神保町ブックセンターのカフェも素敵
古本食堂 P200より引用

中を覗くと、外国の方も多くいました。カフェの周りを書籍が囲むようなレイアウトになっていて、とても素敵な空間でした。
【マップ⑫】 トロワバグ / 第五話:建文のお気に入りとして登場する老舗喫茶
僕のお気に入りのトロワバグに来たら許さないからな、とつぶやく
古本食堂 P242
奏人君をライバルと勝手に思っている建文のツブヤキ。冒頭で紹介した、『さぼうる』『伯剌西爾』と合わせて、建文のお気に入りの老舗喫茶店の一つとして紹介されています。



【注意】作中に登場するけれど「架空の場所」6選
- 鷹島古書店:珊瑚と美希喜が働く古書店
- ブックエンドカフェ:鷹島古書店の隣にあるカフェ
- 汐留書店:鷹島古書店の隣にある古書店
- キッチンさくら:戸越銀座にあるとされるお惣菜屋さん
- 文壇バーH:美希喜、建文、奏人の3人で訪れたバー
- 焼肉店:珊瑚、美希喜、建文の3人で訪れた著名人のファンも多いとされる老舗の焼肉店。作中に店名がないため不明
【最新情報】残念ながら「閉店してしまった場所」2選
ロシア亭(P147)
「第三話 『十七歳の地図』樋口丈二郎と揚げたてピロシキ」で大切な役割を務めるロシア亭のピロシキ。
残念ながら、2023年10月31日に閉店しました。
放心亭(P200)
神保町ブックセンター内のカフェと合わせて紹介されている神保町にある書店カフェの一つ。
ドイツ料理のビアレストラン「BEER膳放心亭」は三省堂書店神保町本店内にあったため、建て替えに伴い、2022年5月8日をもって閉店しました。
『古本食堂』聖地巡礼を100%楽しむための巡り方アドバイス
今回は神保町のモデル店舗10箇所をじっくり巡りました!コンパクトな街の中に古本食堂の世界がありました。また作品には出てきませんが、古書店も数多くあり、作品の情景を思い浮かべながら歩く時間はとても楽しかったです。
古本食堂に登場するグルメの内、タイトルにもなっていて食べられていないのは以下の2つです。
・第二話 の日本一のビーフカレー(ボンディ)
・池波正太郎が愛した焼きそば(揚子江菜館 )
いつか、また訪れた際は味わってみたいです!
最後に、実際に巡って分かった「これから聖地巡礼に行く人が知っておくべき注意点」をまとめます。
💡神保町聖地巡礼のチェックリスト
- 日曜日は定休日のお店がある。
- 狭い路地や地図を確認しながら歩くため【スマホのモバイルバッテリー】があるとより安心
- 2〜3時間じっくり歩くため【歩きやすい靴】で出かけよう
- 小説を事前に再読しておくと、何倍も感動できる!
- 支払い方法が現金のみのお店が多いので、必ず現金の用意をお願いします!
巡礼前に小説をしっかり読んでおくと、実際の店舗を見た時の感動が倍増です
▼ 読書好きの方には、鎌倉を舞台にした文豪・小説巡り記事もおすすめです!

最後まで読んでいただきありがとうございました!



