こんにちは!natsuです。
本屋さんで話題になっているから買ってみたものの、難しくて最後まで読めずに閉じてしまった😆
そんな経験はありませんか?
「話題の本を買ったのに、途中で挫折してしまった…」そんな経験はありませんか?
実は私、40歳になるまで「本が大嫌い」でした。読書感想文はあらすじで乗り切り、職場で勧められた読書も苦痛でしかなかった人間です(涙)。
そんな「挫折のプロ」だった私が読書を始めて1年。実際に感じた「スラスラ読めた本」と「挫折した本」のリアルな違いと、失敗しない見極め術をお伝えします!
▶︎私の本嫌いについてはこちらの記事で書いています。共感してくれる人も多いと思うので興味がある方は見てください。
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文字嫌いだった私でも一気読み!『ライオンのおやつ』が読みやすかった理由
今回は、読みやすい本の代表として、小川糸さんの『ライオンのおや』」をご紹介します!
『ライオンのおやつ』がとにかく読みやすい理由は、次の3つです。
- 文字が大きめで、印字がハッキリしている
- 余計なルビ(ふりがな)がない
- 専門用語ゼロで、心がスーっと温まる
「なぜ本が苦手な私でも途中で投げ出さずに読めたのか」、順番に解説していきますね!
文字が大きめで、印字がハッキリしている
まず一番の理由は、開いた瞬間の「見やすさ」です!
やっぱり、ページの見た目がスッキリしているかどうかは超重要ですよね。
『ライオンのおやつ』は他の本と比べても紙が白く、文字の線が全体的に太めでクッキリ印字されています。感覚としては、フォントサイズも1サイズ大きく感じられるほどです。
「視認性が高くて目が疲れにくい工夫」がされているので、読書初心者には本当にありがたいポイントです!
余計なルビ(ふりがな)がない
私がざっと確認した限り、ふりがながついていたのは以下のような最小限の言葉だけでした。
海野雫(うみのしずく:主人公の名前)
団欒(だんらん) / 掟(おきて) / 荼毘(だび) / 枷(かせ) / 依怙贔屓(えこひいき) / 生蘇(しょうそ)
『ライオンのおやつ』 より引用
ふりがなが画面いっぱいに並んでいる本は、言い換えれば「難しい漢字がたくさん使われている」ということ。ページを開いた瞬間に「うっ…難しそう…」と心理的な壁を感じてしまいますよね。
『ライオンのおやつ』はそれがないため、視線が途切れず、最後まで止まることなくスラスラ読めました。
専門用語ゼロで、心がスーッと温まる
本によっては、登場人物の専門性を出すために難しい言葉や専門用語がズラリと出てくるものもありますよね。
これもまた、読書が苦手な人にとっては「うっ…意味を調べなきゃだめ?」とつっかえる原因になってしまいます。
『ライオンのおやつ』には難しい専門知識や複雑な設定が一切ありません。だからこそストーリーと主人公の感情にそのまま没頭でき、心がじんわり温まりながら一気に読み切ることができました!
正直に告白…途中で挫折してしまった本(と、その理由)
ここからは、逆に「話題になっていたから買ってみたものの、途中で挫折してしまった本」とその理由をご紹介します。
2冊とも本屋さんの目立つ場所に並んでいて、思わず手にとった作品です。
1冊目:『木挽町の仇討ち』
映画化も決定し、直木賞・山本周五郎賞をW受賞した超話題作!書店の平置きコーナーで豪華な帯を見て、「これは面白そう!」と即購入しました。
……が、実際に読み始めてみると「む、難しい……」と手が止まってしまったんです。
私が挫折してしまった理由は、次の3つでした。
- 文字が小さめで、印字が細い(薄く感じる)
- 時代小説特有の「ルビの壁」と「難解な言葉の壁」
- 裏表紙のあらすじを見たときの「???」という違和感
文字が小さめで、印字が細い
先ほどご紹介した『ライオンのおやつ』と比べると、文字が一回り小さく、線の細い明朝体で書かれています。
もちろん、これは作品の重厚な世界観を表現するための演出だと分かってはいるのですが……正直、読書初心者にとっては開いた瞬間に「ハードルが高そう」と感じてしまいました。
時代小説特有の「ルビの壁」と「難解な言葉の壁」
まず、タイトルの「木挽町(こびきちょう)」からして読み方が難しいですよね。
さらに本文の冒頭も、いきなりこう始まります。
睦月晦日(むつきみそか)の戌(いぬ)の刻。
『木挽町の仇討ち』 より引用
読書初心者の私の頭の中は、開始1行で「???」でいっぱいに(笑)。
さらにルビって、「最初に登場したときしか書いてくれない」ことが多いんですよね。
読み進めるうちに「あれ?これなんて読むんだっけ?」と過去のページをめくって探す作業が発生……。さらに言葉の意味を調べようにも、読み方が分からないから検索もスムーズにいきません。
そうこうしているうちにストーリーを楽しむどころではなくなり、静かにそっと本を閉じることになりました……。
裏表紙のあらすじを見たときの「???」という直感
私は本を買うとき、必ず裏表紙のあらすじを確認して「面白そう!」と思えたものを買うようにしています。
実はこの本を買うとき、裏表紙のあらすじを読んで頭に「???」が浮かんでいました。
雪の夜、木挽町の芝居小屋の裏手で、菊之助なる若衆が果たした見事な仇討。白装束を血に染めて掲げたるは父の他、作長術の旨級。
二年後。目撃者を訪ねる武士が現れた。元幇間、立師、衣装部屋の女形…….。皆、世の中で居場所を失い、悪所に救われた者ばかり。
「立派な仇討」と語られるあの夜の<真実>とは。人の情けと驚きの仕掛けが、清々しい感動を呼ぶ直木賞・山本周五郎賞受賞作品。
『木挽町の仇討ち』 裏表紙より引用
本来ならこの違和感を信じるべきだったのですが、「話題の本だし!受賞作だし!」という有名さに負けて衝動買いしてしまったんです。
やっぱり、「最初に裏表紙を読んだときの自分の直感(違和感)」は絶対に無視しちゃダメだなと痛感した体験でした。
2冊目:『百年の孤独』
世界的ベストセラーとして知られ、文庫化でも大きな話題を呼んだ一冊。本屋さんでもずらりと平置きされていました。
「世界的ベストセラー」なんて言われると、やっぱり一度は読んでみたくなりますよね。
「読書歴1年だし、そろそろ本を読むのにも慣れてきたぞ♪」と少し調子に乗っていた私は、思い切って海外翻訳書であるこの本に挑戦してみました。
……が、実際に読み始めてみると、何度同じページを読んでも全く頭に入ってこない!
私が挫折してしまった理由は、次の2つでした。
- 登場人物の名前と関係性が複雑すぎる
- 「。」が少なく、改行がない(読書の息継ぎができない)
登場人物の名前と関係性が複雑すぎる
まず、ページを開くと目次の裏に「家系図」が載っているのですが……これがもう、難解そのもの!
物語の中心となる「ブエンディア家」の方々のお名前が何世代にもわたって並んでいるのですが、とにかく似たようなお名前ばかりで区別がつきません。
ホセ・アルカディオ・ブエンディア
ホセ・アルカディオ・セグンド
『百年の孤独』 ブエンディア家系図より引用
思わず、学生時代にカタカナ名が覚えられず苦しんだ「世界史の授業」を思い出しました(笑)。
本文でもこのフルネームが次々と登場するため、「えっ?これ誰だっけ?」「さっきの人と何が違うの?」と、何ページも戻っては確認する作業の繰り返し……。
それを何度もやっているうちに頭が疲れてしまい、ストーリーを楽しむどころではなくなって、静かにパタンと本を閉じることになりました。
「。」が少なく、改行がない(読書の息継ぎができない)
そしてもうひとつの大きな壁が、独特すぎる文章のスタイルです。
とにかく「句点(。)」が極端に少なく、改行もほとんどありません。
人間って文章を読むとき、無意識のうちに「。」のタイミングで脳や視線を休ませて、“息継ぎ”をしていると思うんです。
それなのに、この本にはその息継ぎ場所が一切ありません!
「私は〇〇して、〇〇に行って、〇〇を購入して、途中で〇〇と会って、そのまま〇〇通りを抜けて帰りました」と、長距離走を無酸素で全力疾走させられているような感覚……!
もちろん、これにも作品の世界観を作るための作家や翻訳者の方の意図があるのだと思います。ですが、読書初心者の私には、その魅力にたどり着く前に息切れして早々にリタイアとなってしまいました。
その後も何度か再挑戦してみたものの、今の私のレベルでは完全にノックアウト。
「話題作だからといって、無理して読み切らなくてもいいんだ」と割り切るきっかけになった、苦くも貴重な体験でした。
本屋さんで失敗しない!「読みやすい本」を見極める3つのチェック術
ここまでの挫折と成功の体験を踏まえて、私が実践している「本屋さんで失敗しないための見極め術」をお伝えします!
実は、単行本や文庫本の大きなメリットは「購入前に自分の目で中身を確認できること」なんです。漫画や雑誌のようにビニール(シュリンク)がかかっていないものがほとんどですよね。
「話題になっているから」「売れているから」という理由だけで即決するのを一度やめて、このメリットを最大限に活用してみませんか?
読書に慣れるまでは、ぜひ次の「natsu流・3つのチェック術」で自分に合った1冊を見極めてみてください!
natsu流・本選びのチェック術3選
- 裏表紙の「あらすじ」をしっかり読む(ピンとこないものは買わない)
- 数ページパラパラとめくって「文字の詰まり具合」を見る
- 最初は「時代物」や「複雑な海外翻訳」を避けて身近な小説から選ぶ
順番に詳しく解説していきますね!
裏表紙の「あらすじ」をしっかり読む
本を買うときは、表側の帯だけでなく必ず裏表紙のあらすじに目を通してみてください。
ここで「ん?どういう意味?」「用語が難しそう…」と少しでも引っかかりを感じたら、どれだけ話題作であっても一旦手を止めるのが無難です。私の『木挽町の仇討ち』での経験のように、あらすじの時点での違和感は本文に入るとさらに大きくなります。
逆に、あらすじを読んで「面白そう!続きが気になる!」と直感的に思えた本は、最後まで挫折せずに読める確率が格段に上がりますよ!
数ページパラパラとめくって「文字の詰まり具合」を見る
あらすじをクリアしたら、次は実際に本をパッと開いて数ページパラパラと眺めてみましょう。
ここで確認するのはストーリーではなく、「見た目のストレスがないか」です。
- 改行が多くて余白がゆったりしているか?
- フォントがはっきりしていて、目が疲れにくそうか?
- パラパラ見ただけでルビ(ふりがな)が多すぎないか?
最初に紹介した『ライオンのおやつ』のように、パッと見で「あ、読みやすそう!」と思える見た目のゆとりがあるかどうかをチェックするのがコツです。
最初は「時代物」や「複雑な海外翻訳」を避ける
読書習慣がつくまでは、選ぶ「ジャンル」も非常に大切です。
時代小説は昔の言葉や独特のルビが多く、海外翻訳は『百年の孤独』のようにカタカナの登場人物や長文構成で挫折しがちです。
まずは「現代の日本を舞台にした、身近な言葉で書かれている小説」からスタートするのが一番安全で確実です!
まとめ:挫折しても大丈夫!自分に合った「心地よい1冊」を見つけよう
いかがでしたでしょうか?
もし今回のチェック術を試して本を選んでみても、途中で読む手が止まってしまうことがあるかもしれません。
そんなときでも、
- 「せっかく買ったんだから、最後まで読まなきゃ……」
- 「話題になっているのに読めないなんて、自分はダメだな……」
なんて自分を責める必要は、まったくありません!
万人に合う「絶対にスラスラ読める本」なんて、この世に存在しません。 たまたまその本が「今の自分」に合っていなかっただけなんです。
だからこそ、途中で挫折したことを理由に「自分は読書に向いていない」と諦めないでほしいなと思います。
諦めずに、また別の本に挑戦して欲しいです。
最初は「短めの本」から始めてみるのもおすすめ!
ちなみに、もうひとつおすすめしたいのが「最初はページ数が少なめの本から選んでみる」ということです。
薄めの本や短編集なら、途中で挫折するリスクも減りますし、たとえ時間がかかっても「一冊読み切れた!」という達成感が味わえます。
私自身、この「最後まで読み切った感動」が嬉しくて、どんどん読書が好きになっていきました。
焦らなくて大丈夫。話題作に振り回されず、まずはあなたに合った読みやすい1冊から、ゆったりと自分だけの「よはくの時間」を楽しんでみませんか?


