本屋さんでよく平置きされているなーと気になっていた「ツバキ文具店」。
読んでみたら、本当に心がほっこりしました。
ツバキ文具店を読んだ感想を詳しく書きました。
続編の「キラキラ共和国」「椿ノ恋文」3作品合わせて累計90万部を突破した大ベストセラーの最初の作品です!
あらすじ
鎌倉で小さな文具店を営むかたわら、手紙の代書を請け負う鳩子。今日も風変わりな依頼が舞い込みます。
友人への絶縁状、借金のお断り、天国からの手紙…..。身近だからこそ伝えられない依頼者の心に寄り添ううち、仲違いしたまま逝ってしまった祖母への想いに気づいていく。
大切な人への想い、「ツバキ文具店」があなたに代わってお届けします。
- 著者:小川糸
- 幻冬舎
- Kindle Unlimited:対象外
- Audible(聴く読書):聴き放題対象
→「ツバキ文具店」5分間のサンプル視聴はこちら
(リンク先で「▶」を押すと、音声が流れます)
Amazonの提供する朗読サービスAudible。
ナレーションはドラマで鳩子役を演じられた俳優の多部未華子さん。
ほっこりするこの作品にぴったりです。
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「ツバキ文具店」著者 小川糸さんについて
デビュー作「食堂かたつむり」が大ベストセラーになる。
その他の著書に「ツバキ文具店」続編の「キラキラ共和国」「椿ノ恋文」「ライオンのおやつ」などがある。
「ツバキ文具店」感想
数多くの書店の店頭で、優しい雰囲気をまとって平置きされていた一冊の本。
そのどこかほっこりとした佇まいに惹かれ、何気なく手に取ったのが、小川糸さんの小説『ツバキ文具店』との出会いでした。
読み終えた後、間違いなくゆったりと優しい気持ちになれる一冊です。
毎日同じことの繰り返しで少し心がすり減っている方や、スマホの画面ばかり見て疲れてしまった方にこそ届けたい、この物語の魅力をご紹介します。
毎日が「ただ通り過ぎていく」あなたへ。スマホを置いて触れたい鎌倉のゆったりした空気
毎日同じ時間に起きて、出社して、PCやスマホの画面を眺めて、寝るだけの日々。
あるいは、SNSに少し疲れてしまったとき。
この本を開くと、時間の流れがゆったりと進む世界に没入できます。
物語の舞台は鎌倉。主人公の鳩子(はとこ)は、風変わりな「代筆屋」を営んでいます。
作中に描かれる鎌倉は、流れている空気そのものがゆったりとしていています。
私自身、普段はご近所付き合いなどほとんど皆無の暮らしをしていますが、鳩子を取り巻く温かくて程よい距離感のご近所さんたちを見ていると、「こんなほっこりする繋がりっていいな」と少し感じました。
思い返すと、自分が小さい頃は、ご近所付き合いもあったな〜と思います。
時代が流れるにつれて、少しずつ人と人とのつながりも少なくなっているのかなと感じました。
一通の手紙に隠された不器用な愛。読む前と後で変わった「大切な人」へのまなざし
この物語の切なくも愛おしい核心は、鳩子と、彼女を厳しく育てた「先代(祖母)」との関係性です。
幼い頃の鳩子にとって、先代はとにかく厳しくて苦手な存在でした。
しかし、先代が亡くなった後、過去に遺された手紙を通じて、その厳しさが実は「不器用な愛情の裏返し」だったことを知るのです。
実は、私の母も今、書道を習っています。
そのため、鳩子が文字と向き合う姿がどこか母の姿と重なり、とても身近に感じられました。
いつか母と一緒に、使い終えた筆を持って鎌倉の「筆供養(左義長)」へ旅に出てみたいな……そんな静かな願いが、私の中に芽生えています。
近いうちに、この本を母にもそっとプレゼントしようと密かに計画中です。
ガラスペンが奏でる贅沢な余白。あえて今「手で書く」ということ
デジタルな時代だからこそ、この本が教えてくれる「手書きの温もり」は、私たちのマインドを整える最大のヒントになります。
鳩子は、依頼人の「どうしても伝えられない想い」を届けるため、ただ文字を書くだけでなく、その人になりきり、紙、インク、筆記具、切手を選びます。
誰かを想いながら、万年筆やガラスペンで紙にゆっくりと文字を認める。
そんな贅沢な余白の時間を、自分の暮らしにも少しだけ取り入れてみたくなりました。
胸に深く刺さった、私の「キラーフレーズ」
『ツバキ文具店』には、五感をくすぐる瑞々しい言葉があふれています。
さらさらとした砂が足を包む海辺の情景、ふわりとした鰻とタレが一致団結して体に押し寄せてくる感覚など、どのページを開いてもそのシーンが浮かび上がってくるような感じがします。
その中で、私の胸の奥に一番ざわついた、愛おしい一言があります。
「いやよ、急いで作ったおかゆなんて美味しくないもの」
ツバキ文具店より
この言葉を言うバーバラ夫人がまたいいんです。
普通だったら、「効率よく、急いで、早く」ばかりを考えてしまいがちな毎日ですが、この言葉は「もっと暮らしを丁寧に、ゆっくり味わっていいんだよ」ということを教えてくれた気がしています。
この本は、がんばりすぎるあなたの「お守り」になる
この本を読むことで、自分が知らないほっこり鎌倉のほっこり時間をプチ体験することができます。
- 毎日ルーティンワークのように仕事と家事を往復して疲れている方
- SNSの通知に心がざわざわしている方
- スマホをベッドの中にまで持ち込んでしまう方
ぜひ、週末の数時間だけでもスマホを裏返しにして、この本を開いてみてください。
読み終わる頃には、感じていたイライラや焦りが少しでも減っていると思います。
まとめ
現代に疲れたなと思う方はぜひ読んでみてください。
この時代だからこそ、読んで欲しいそんな一冊です。
ツバキ文具店の続編になっています。どちらも泣けるシーン満載です。
- ツバキ文具店
- キラキラ共和国
- 椿ノ恋文
の順番で読んでくださいね。
この小説に登場するお店や神社などは、実際に鎌倉にあるところなので、聖地巡礼ということで行ってきました!その時の内容をまとめているので、興味のある方はぜひ一緒に見てみてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました!


